施工手順.1
職人の手作業により、竹でこまいを組んでいきます。細く切った竹を、縦方向に設置しています。
土壁となる場所全てにこの下地がいるため、大変な作業です。
施工手順.2
縦方向が終わったら、次は横方向に竹を入れていき、こまいを組んでいきます。
等間隔の正確な作業は、職人技ともいえます。
施工手順.3
土壁の下地となる木舞を組む作業が完了しました。
この工法は、防音や湿気を防いだり、夏涼しく冬暖かいなどの効果が得られます。
しかし現代においては、乾式工法による工期短縮のため、このような竹でこまいを組むような壁つくりはあまり行われなくなってきました。
施工手順.4
こまいを組んだ後、建物の内部から土と藁で出来た「粗壁」を塗っているところです。
原材料は天然の断熱材なので、シックハウスの原因となる化学物質の飛散はありません。
施工手順.5
外部から土を塗る「うらもどし」をして、よく乾燥させます。
これらは左官という職人さんの仕事なのですが、経験と技術を必要とします。
この時点で粗壁完成です。
施工手順.6
約1ヶ月感、じっくりと粗壁を乾燥させます。
これで土壁が完成です。